Reconsideration of the History
225.日教組の反日自虐教育を打破する為にも、今こそ『教育勅語』を復活せよ!! (2010.6.29)

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は、私達の祖先が、遠大な理想の下(もと)に、道義国家の実現を目指して、日本の国をお肇(はじ)めになったものと信じます。そして、国民は忠孝両全の道を全(まっと)うして、全国民が心を合わせて努力した結果、今日(こんにち)に至る迄(まで)、見事な成果を上げて参りました事は、固(もと)より日本の優れた国柄の賜物(たまもの)と言わねばなりませんが、私は教育の根本(こんぽん)も又、道義立国の達成にあると信じます。

  国民の皆さんは、子は親に孝養を尽くし、兄弟・姉妹は互いに力を合わせて助け合い、夫婦は仲睦(なかむつ)まじく解け合い、友人は胸襟(きょうきん)を開いて信じ合い、そして自分の言動を慎み、全ての人々に愛の手を差し伸べ、学問を怠らず、職業に専念し、知識を養い、人格を磨き、更に進んで、社会公共の為に貢献し、又、法律や、秩序を守る事は勿論の事、非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません。そして、これらの事は、善良な国民としての当然の努めであるばかりでなく、又、私達の祖先が、今日迄身を以(もっ)て示し残された伝統的美風を、更に一層明らかにする事でもあります。

  この様(よう)な国民の歩む可(べ)き道は、祖先の教訓として、私達子孫の守らなければならない所であると共に、この教えは、昔も今も変わらぬ正しい道であり、又、日本ばかりで無く、外国で行(おこな)っても、間違いの無い道でありますから、私も又、国民の皆さんと共に、祖父の教えを胸に抱いて、立派な日本人となる様に、心から念願するものであります。

頭から、いきなり高邁(こうまい)な思想を説く有り難(がた)い「お言葉」を掲載しましたが、恐らく戦後生まれの方にとっては、一様に馴染(なじ)みの無いものでしょう。それもその筈(はず)で、これは、「教育の憲法」共称される『教育基本法』(昭和22(1947)年3月31日旧法施行、平成18(2006)年12月22日新法公布・施行)に取って代わられる以前の日本に於いて、教育の根幹を為していた『教育ニ関スル勅語(ちょくご)』の現代語訳(国民道徳協会編)なのです。それでは、その正文を改めて掲載したいと思います。

敎育ニ關スル敕語

朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世々厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ敎育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ德器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン

斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々服膺シテ咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ

明治二十三年十月三十日

御名御璽

教育勅語

教育に関する勅語(振り仮名付き現代仮名遣い文)

 朕(ちん)(おも)うに、我(わ)が皇祖皇宗(こうそこうそう)国を肇(はじ)むること宏遠(こうえん)に、徳を樹(た)つること深厚なり。我が臣民(しんみん)(よ)く忠に克く孝に、億兆心を一(いつ)にして、世々(よよ)(そ)の美を済(な)せるは、此(こ)れ我が国体の精華(せいか)にして教育の淵源(えんげん)(また)実に此(ここ)に存(そん)す。爾(なんじ)臣民、父母に孝に、兄弟(けいてい)に友(ゆう)に、夫婦相(あい)和し、朋友(ほうゆう)(あい)信じ、恭儉(きょうけん)(おの)れを持(じ)し、博愛衆に及ぼし、学を修(おさ)め、業を習い、以(もっ)て智能を啓発し、徳器を成就(じょうじゅ)し、進(すすん)で公益を広め、世務(せいむ)を開き、常に国憲(こっけん)を重じ、国法に遵(したが)い、一旦緩急(かんきゅう)あれば義勇公(こう)に奉じ、以(もっ)て天壤無窮(てんじょうむきゅう)の皇運を扶翼(ふよく)すべし。是(かく)の如(ごと)きは独(ひと)り朕が忠良の臣民たるのみならず、又以て爾(なんじ)祖先の遺風を顕彰するに足(た)らん。

 斯(こ)の道は実に我が皇祖皇宗の遺訓にして、子孫臣民の倶(とも)に遵守(じゅんしゅ)すべき所、之(これ)を古今(ここん)に通じて謬(あやま)らず、之(これ)を中外に施(ほどこ)して悖(もと)らず。朕、爾臣民と倶に拳々服膺(けんけんふくよう)して、咸(みな)(その)徳を一(いつ)にせんことを庶幾(こいねが)う。

明治二十三年十月三十日

御名御璽(ぎょめいぎょじ)

治23(1890)年10月30日、明治天皇により渙発(かんぱつ)せられた『教育ニ関スル勅語』── 通称『教育勅語』は、その前年の明治22(1889)年2月11日に発布、翌明治23年11月29日に施行された『大日本帝國憲法』に於いて、国家の主権者と規定された明治天皇から臣民(『大日本帝國憲法』下に於ける国民の称)に下された勅語としての体裁(ていさい)を採っています。それ故(ゆえ)、終戦に伴い日本に進駐してきた連合国軍総司令部(GHQ)に睨(にら)まれ、昭和21(1946)年には、当時の文部省から奉読(朗読及び暗誦)と神聖的取扱の中止が全国の教育現場に通達され、それに取って代わるものとして、昭和22(1947)年3月31日に『教育基本法』が施行されました。そして更に、昭和23(1948)年6月19日には、衆議院に於いて『教育勅語等排除に関する決議』が、参議院に於いて『教育勅語等の失効確認に関する決議』が、夫々(それぞれ)決議され完全に「排除」されてしまいました。然(しか)し、抑(そもそ)も、衆参両院に於ける決議により排除された事自体がおかしな話である訳です。それは、突き詰めれば「勅語」と言うものの性格に由来します。

語とは、詔勅(しょうちょく:厳密には「詔」と「勅」に分けられる) ── 「みことのり」の一種で、主として口頭による詔勅 ── 詰まりは天皇陛下の「お言葉」であり、それを書面に写し文書化したものを指します。その勅語 ── 天皇陛下の「お言葉」を、国会の議決により否定排除したのが、『教育勅語』に対して行われた事なのですが、翻(ひるがえ)って現代、天皇陛下が会見の場で述べられた各種の「お言葉」を国会の議決で否定排除した事例を皆さんは記憶されているでしょうか? 昭和42(1967)年生まれの私は、どうも物忘れが酷(ひど)いのか(苦笑)、その様な事例をとんと覚えていません。いや、平成の御世(みよ)に限っても、その様な事例は皆無です。では何故(なぜ)、その様な事例がとんと見受けられないのか?と言う事ですが、突き詰めれば、

勅語を否定・撤回する事が出来るのは天皇陛下唯お一人である

からなのです。まあ、それはそうでしょう。抑も「勅語」とは各種法令とは異なり、国会の議決を経て公布施行される可(べ)き性格のものではありません。飽く迄も、天皇陛下ご自身より発せられる「お言葉」なのですから。詰まり、性格もプロセスも異なる「勅語」を、たとえ国民より選出された議員により構成された国権の最高機関である国会の場と雖(いえど)も、それを否定したり排除する事は「出来ない」のです。そして、それを出来るのは天皇陛下唯お一人(厳密には、当該の詔勅を修正・撤回出来るのは、その詔勅を発した天皇のみ)でしかありません。実際、明治天皇が発せられた『教育勅語』に対し、孫である昭和天皇、曾孫(ひまご)である天皇陛下(今上天皇)のお二方共に、今日(こんにち)に至る迄否定したり排除する旨の「お言葉」を唯の一度も述べられてはおりません。詰まり、皇室として『教育勅語』に関し「NO」の意思表示をされていない以上、今尚、「有効」である共言える訳です。と、此処迄(ここまで)、『教育勅語』の一種「法的地位」(厳密には法令で無い以上、法令と同格に扱う事は出来ないのだが)に付いて論じて来た訳ですが、その様な四角四面の解釈を何時迄(いつまで)もするよりも、実際の「中身」に付いて見ていく事にしましょう。

『教育勅語』の現代語訳は、冒頭に掲げた国民道徳協会のものが唯一ではありませんが、他の現代語訳も含め、以下の十二の徳目に付いては一致を見ています。

1.孝行 (親に孝養を尽くす)
2.友愛 (兄弟・姉妹は仲良くする)
3.夫婦の和 (夫婦はいつも仲睦まじくする)
4.朋友の信 (友達はお互いに信じ合って付き合う)
5.謙遜 (自分の言動を慎む)
6.博愛 (広く全ての人に愛の手を差し伸べる)
7.修業習学 (勉学に励み職業を身に付ける)
8.知能啓発 (知識を養い才能を伸ばす)
9.徳器成就 (人格の向上に努める)
10.公益世務 (広く世の人々や社会の為になる仕事に励む)
11.遵法 (法律や規則を守り社会の秩序に従う)
12.義勇 (正しい勇気をもって国の為に真心を尽くす)

これら十二の徳目は、渙発せられた明治の御世だけで無く、平成の現代でも充分通じるものばかりであり、言わば時代に関係無く普遍な道徳的価値観と言えるものです。然し、『教育勅語』を排除したい勢力(米国のみならず、日本国内の勢力)は、『教育勅語』の一節「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」(非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕する)を取り上げ、戦時に「赤紙」と通称された召集令状一枚で徴兵、戦地に送られた事とセットに考え、「軍国主義国家日本」に直結する危険思想であると断罪してきました。然し、兵役と言うのは軍国主義国家であろうが、平和指向国家であろうが、多かれ少なかれあるものです。例えば、「永世中立国」として夙(つと)に名高い欧州の小国スイスは、基本的に他国との間に軍事同盟を結ばず、欧州域内に於いて戦争が勃発した際にも、一方に与(くみ)しない中立的立場を採る代わりに、殊(こと)自国に対する侵略に対しては「国民皆兵」 ── 詰まり老若男女(ろうにゃくなんにょ)の別無く全国民が武器を手に取って戦う事を国是としてきました。これが正(まさ)に『教育勅語』言う処(ところ)の「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」である訳です。又、同じく「天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」を、「天皇制」を賛美するものとして否定してきました。然し、これとて、世界最長の老舗(しにせ)王朝であり、神話の神々に起源を発するとされる皇室を戴(いただ)く日本の歴史を鑑(かんが)みれば、取り立てて目くじらを立てる必要の無いものです。(キリスト教圏である欧米諸国に於ける「主」に対する信仰や「アダムとイブ」等の説話と比較してみれば良い) 要は、

十二の徳目を守り、一人の人間として真っ当な人生を歩みなさい

と言っているのであり、『教育勅語』を否定すると言う事は、それら十二の徳目をも否定する事であり、取りも直さず「不道徳であれ」と言っているにも等しい訳です。扨(さて)、私が何故、殊更(ことさら)、『教育勅語』に付いて言及するのか?に付いてですが、それはある「組織」による長年の運動により、日本の公教育が完全に崩壊してしまった事に対し、最早(もはや)、憂(うれ)いを通り越して危機感すら抱いているからに他なりません。そして、その「組織」の名を、

日本教職員組合

と言います。

本教職員組合 ── 通称「日教組」と呼ばれるこの組織は、全国に凡(およ)そ29万人もの組合員を擁する巨大組織です。そして、その組合員は、その名が示す通り、教職員 ── 詰まり「学校の先生」や「学校の職員」によって構成されている訳ですが、彼等(かれら)組織の綱領や運動方針は最早(もはや)時代遅れも時代遅れ、古色蒼然(そうぜん)としたマルクス-レーニン主義の残滓(ざんし)を引き摺(ず)っています。然も、問題なのは、彼等組織が教え導く対象である青少年に対して、極めて反社会的・反道徳的な教育を施している事にあります。具体例を一々挙げれば、きりがありませんが、その代表的なものを以下に列記したいと思います。

◆ 日教組の組織としての基本的スタンス ◆
  1. 国旗・国歌に反対
     国旗「日の丸」及び国歌「君が代」は、日本を誤った道へと導いた軍国主義の象徴であると一方的に決め付け、卒業式等での国旗掲揚・国歌斉唱(せいしょう)に反対する教職員が続出。その様な姿を見せられたが為に、国旗・国歌に罪悪感を抱く生徒達を生む結果となっている。
     オリンピックに於いて日本選手が金メダルを取った際、表彰式で日本の国旗が真ん中に掲揚され、日本の国歌が会場に流れるのだが、その際、「日の丸・君が代反対!!」のシュプレヒコールを上げている日本人観客と言うものを、ついぞ見た事が無い。会場に出向いた日本人観客の中には、平素、国旗・国歌に反対している連中は一人もいないのだろうか? 私には、とてもそうは思えないのだが、彼等はこう言う場面では決して「日の丸・君が代反対!!」のシュプレヒコールを上げない。これは、はっきり言って卑怯である。
  2. 道徳教育に反対
     道徳教育は特定の価値観の押し付けであるとの理由から授業に於ける道徳教育を放棄。最近では、「早寝・早起き・朝食」の推奨すらも憲法違反である等と主張している。
     子供の内から夜更(よふ)かしをする事は、身体(からだ)の発育を妨げるだけで無く、「夜型人間」を作り上げてしまい、日中、学校での授業に身が入らない原因を作ってしまう。又、朝食を採らない事も同様である。健全な身体と精神を涵養(かんよう)する為にも、子供の内は「早寝・早起き・朝食」が大原則である。
  3. 学力向上よりも「ゆとり教育」
     基礎・基本の重視と言う大義名分の下(もと)、20年以上もの長期に亘(わた)って学習内容を半減させてきたが、それは生徒達を思っての事では無く、実際は教職員の完全週休二日制を実現させる為に行(おこな)った事。その結果、日本の学力は諸外国との比較に於いても大幅に低下し続けており、挽回が困難なレベルに迄陥(おちい)ってしまっている。
     「ゆとり教育」として学校完全週五日制を導入した事で、生徒に本当の意味での「ゆとり」が生まれたのだろうか? 結果は週六日でこなしていたカリキュラムを五日でこなす必要が生じたり、公教育の質が低下した事により塾通(がよ)い等「学校外」教育の激化をもたらしてしまった。
  4. 反日自虐的歴史教育の推進
     日本の歴史を、階級闘争と周辺諸国に対する侵略行為に満ちた闇黒の歴史であると生徒達に教えてきた結果、日本が祖国である日本国民であるにも関わらず、日本が嫌いで自信が持てず、将来に対し夢も希望も描けない青少年を大量生産している。
     私が「歴史再考」に於いて説いてきた事だが、日本の歴史イコール闇黒の歴史では無い。広いアジア・太平洋諸国の中で、特定の三ヶ国(支那・南北朝鮮)の歴史観のみを「近隣諸国の声」として取り上げ、恰(あたか)もそれが「正しい歴史認識」であると称する事自体が詭弁(きべん)であり、それに迎合する自虐史観も又、「謬(あやま)った歴史認識」と言える。
  5. 児童中心主義に基づく教育理念
     「子どもが主役」であり、子どもの権利や自主性を重んじると称して、教職員による生徒指導を放棄。事実上の「放し飼い」状態を続けてきた事により、「自由」と「我が儘(まま)(はき違えた「自由」)の区別すらも付かない自己中心的(ジコチュー)な人間を生産し続けている。
     子供に好き勝手させる事と「自主性を重んじる」事とはイコールでは無い。又、成長過程に於いて「我慢と忍耐」を教える事も又、社会に出た際に役立つ立派な教育である。所謂(いわゆる)「モンスター-ペアレント」(学校に対して自己中心的で理不尽な要求をする父兄)を生み出したのも又、間違った教育理念の下(もと)に彼等(かれら)を教育してきたが故(ゆえ)である。

以上、極々代表的な事例を挙げましたが、日教組の行ってきた所行は教育現場に留まりません。皆さんもご記憶に新しい北海道教職員組合(北教組)による民主党の小林千代美(こばやし-ちよみ)衆議院議員(議員辞職により前職)に対する違法資金提供事件(平成22年3月)や、神奈川県教職員組合(神教組)の小中儀隆(こなか-よしたか)執行委員長による選挙買収事件(平成16年7月)、そして、民主党参議院議員会長として、今や参議院与党のドンとして君臨する輿石東(こしいし-あずま)前民主党幹事長代行に対する山梨県教職員組合(山教組)の不正政治献金問題(平成16年夏)や、同じく山教組による募金迂回着服事件(平成21年5月)等々、それこそ日教組の犯してきた悪行の数々は幾つ挙げてもきりがありません。この様な根の腐った反社会的組織が日本の教育を牛耳っているのですから、青少年の教育に良い訳がありません。であるならば、その腐った組織を叩き潰し、真の教育を青少年に施す新たな指針を用意する可きです。そして、その指針となり得るもの、それが戦後排除された『教育勅語』である訳です。

ご存じでしたか? 日本の教育を腐敗させた日教組のドン輿石東民主党参議院議員にだまされないでください
あなたはそれでも輿石東議員に投票しますか?
◆ 日教組の華麗なる不正行為の数々(ほんの一例)◆
  1. 山教組不正政治献金事件
    輿石東 平成16(2004)年7月に行われた参議院議員選挙に際して、山梨選挙区から立候補した輿石東・民主党参議院幹事長(当時:右写真)に対する政治献金目的で、山教組は校長・教頭・一般教諭より、夫々(それぞれ)3万円・2万円・1万円のカンパを強制的に集めた。その後、輿石東陣営の政治資金収支報告書の虚偽記載が発覚し、山教組関係者24名が懲戒処分等を受けた事件。これに対し、一方の当事者である輿石東は「知らぬ存ぜぬ」を決め込み、議員辞職するどころか、参議院民主党トップの座に居座り続けている。尚、これ以外にも、輿石東には、神奈川県相模原市にある義弟名義(実質的所有者は輿石本人)の土地が農地法に違反して宅地へ転用されていた事件等、他にも疑惑や法律違反に該当する事案が見受けられる。
  2. 神教組執行委員長公職選挙法違反事件
     平成16年7月の参議院議員選挙に際して、神教組の小中儀隆・執行委員長が民主党比例代表候補で当選を果たした那谷屋正義(なたにや-まさよし)氏への票の取り纏(まと)めの報酬として現金を渡した公職選挙法違反事件。裁判の結果、小中執行委員長は懲役1年6月、執行猶予5年の有罪判決を受けたが、他にも主任手当を拠出させた基金がヤミで政治資金に化けているとの噂や、那谷屋氏が横浜市教職員組合書記長時代にヤミ専従だったとの噂も上がった。
  3. 北教組大規模違法ストライキ事件
     平成20(2008)年1月30日、北教組は「査定昇給制度」導入に反対するとして終業前1時間の違法ストライキを強行。このストライキに参加した教職員は12,551名に及び、懲戒処分を下された。処分を受けた組合員の定年迄の減収総額は凡そ30億円。この減収分を組合が補填する事態となった。
  4. 山教組「あしなが育英会」募金迂回着服事件
     平成21(2009)年5月開催の山教組定期大会に於いて、「子どもの学び保障救援カンパ」を行う事が採択され、主に「あしなが育英会奨学金への寄付名目」で約1億7千万円の募金を集めたが、実際にあしなが育英会に寄付された金額は、その内の7千万円のみで、残り1億円に付いては日教組が加盟する日本労働組合総連合会(連合)に寄付され、その後、連合から日教組に助成金として3,750万円が交付されたとされる事件。
  5. 北教組政治資金規正法違反事件
    小林千代美(左)と長田秀樹(右) 平成22(2010)年2月15日、北教組が民主党選出の小林千代美・衆議院議員(右写真左側;前職)に対し、第45回衆議院議員総選挙の選挙対策費用として、1,600万円を渡した事に関し、札幌地検が政治資金規正法違反容疑で札幌市中央区の北教組本部や、小林千代美の選挙対策委員長を務めた長田秀樹(ながた-ひでき)北教組委員長代理(右写真右側)の自宅マンション等数ヶ所を家宅捜索し、翌3月1日に北教組の長田委員長代理・同書記長及び会計委員の3人と小林陣営の木村美智留・元会計責任者を同法違反の疑いで逮捕した事件。札幌地裁は、6月9日、木村・小林陣営元会計責任者に対し、禁固6月、執行猶予3年(求刑・禁固6月)、6月14日、長田・北教組委員長代理に対しては、禁固4月、執行猶予3年(求刑・禁固4月)、そして、団体としての北教組に対しては、求刑通り罰金50万円の有罪判決を夫々下した。尚、同事件に対し、北教組は札幌地検に対し、「不当な組織弾圧」とした資料を配付したのみで事件に対する説明は一切せず、「外部からの問い合わせには一切答えない様に」との箝口令を道内支部に敷いたと言う。

教組が進めてきた「不道徳教育」や「自己中心主義」の結果、今や日本の公教育は完全に崩壊してしまいました。そして、その最たるものは、

公 Public

の概念の欠如を招いた事に尽きると私は考えます。「公共の利益」よりも「個人の利益」が優先される社会。自分さえ良ければ、他人がどうなろうと知った事では無い、と言う自分勝手な考え方。ひいては、自分自身の利益が担保されるのであれば、国家が存続しようが滅びようが全く関係無い ── どうせ、自分は「地球市民」なのだから ── 等と言う非常に危険な思想が蔓延(はびこ)り、「私(し)」が優先される社会の実情を鑑みると、他人の為、自らの属す国家の為に貢献すると言う「公(こう)」の概念の復興が急務であると考えます。その為にも、親孝行をし、兄弟・姉妹は仲良く、夫婦はいつも仲睦まじく、互いに友を信じて付き合い、自分の言動を慎み、広く全ての人に愛の手を差し伸べ、勉学に励んで職業を身に付け、知識を養って才能を伸ばし、人格の向上に努め、世の為、人の為になる様、仕事に励み、法令を遵守し社会の秩序に従い、国を愛し、自らを育(はぐ)んできた国の為に貢献す可(べ)しと説く『教育勅語』の復活が不可欠であると思う訳です。

教組に加入している教職員だからと言って、その全てが全て、公共の利益に反したり、法令に違反したりと言った反社会的行為に奔(はし)っているとは私も思いません。「付き合い」や「成り行き」で取り敢えず名前だけでも加入していないと、上から睨(にら)まれたり爪弾(つまはじ)きにされると言った具合に、特段、日教組指導部に根を下(お)ろしているマルクス-レーニン主義的思想に傾倒していない組合員も多々居(お)られる事でしょう。然し、その様な教職員が「日教組」と言う足枷(あしかせ)の為に、本来持っている優れた公共精神や教育指導力を発揮出来無い事は、一教職員に関わらず国家社会の重大な損失でもあります。そして、その本領を遺憾無く発揮し、健全な青少年を保護育成していく為にも、「日教組」と言う癌組織は排除されねばならないですし、その日教組とタッグを組む連合、更には、これら組織の「政治部門」にして「利益誘導団体」と化している民主党政権の野望を挫く為にも、7月11日投開票の参議院選挙に於いて、我々は明確な審判を下さねばならないのです。

民主党の支持(関係)団体
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青空にはためく日の丸後に、皆さんに問い掛けたいと思います。貴方(あなた)は、校長や教頭のポストはおろか、教員採用試験合格の為、金品が右から左へ動く様な組織に、大切な我が子の教育を託せますか? 貴方は、自分達の組織出身者が選挙へ出馬したからと言って、不正献金したり、金で票の取り纏(まと)めをする様な組織に、大切な我が子の教育を託せますか? 貴方は、教え子達の授業そっちのけで、平気で違法ストライキをしたり、ヤミ専従したりする組織に、大切な我が子の教育を託せますか? 貴方は、「恵まれない児童の為」と称して集めた貴重な募金を、それに応じてくれた人々の善意を踏みにじる形で、自分達組織の為に平気で流用(と言うよりも、寧ろ「横領」と言う可きか)する様な組織に、大切な我が子の教育を託せますか? そして、国旗・国歌どころか、先人が営々と築いてきた「歴史」を歪曲・捏造する事で、国家の存在自体をも否定する様な組織に、大切な我が子の教育を託せますか? いや、抑も、「人としての正しい道」を教えると同時に、優れた人格を形成するのに不可欠な道徳教育に反対する様な反社会的・非倫理的組織に、大切な我が子の教育を託せますか? これら全てに該当する日教組を解体し、本来ある可き正しい教育に回帰する為にも、今を生きる我々のみならず、子や孫、更には後世の為に、我が愛す可き「日本」と言う掛け替えの無い祖国を残す為にも、一日も早く『教育勅語』を復活す可きものと私は考えるのですが、皆さんは如何感じられたでしょうか?

(了)

註:右上写真は、**キラリウェブ**素材庫2008年3月25日の記事「青空と太陽と日章旗」に掲載されているもので、Flikrに投稿されたThe sun and the moon(撮影者:OiMaxさん)を元に、クリエイティブコモンズのライセンスに基づき、同ブログ上に於いて二次加工・配布されている物を流用させて頂きました。


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