Reconsideration of the History |
251.天皇陛下謝罪要求発言等していない?── 李明博、これでもしらを切る気か? (2012.10.15) |
---|
|
日本海上自衛隊護衛艦「DD-154 あまぎり」 基準排水量 3,500t。海上自衛隊第2護衛隊群第2護衛隊所属の「あさぎり」級護衛艦の4番艦。平成24(2012)年9月26、27日の両日、韓国南部海域で行われた日韓米豪4ヶ国海軍による大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)訓練に、P3C哨戒機等と共に参加したが、米豪艦艇が釜山(プサン)寄港を許可される中、日本の「あまぎり」のみ韓国側から寄港を拒否された。 |
海上自衛隊の自衛艦旗(旧帝国海軍の軍艦旗) 韓国は旭日旗をナチス-ドイツの「逆鉤十字旗(ハーケン-クロイツ)」と同じ侵略戦争の象徴、血塗られた忌まわしい旗であると断罪した。 |
朝日新聞社の社旗 旭日旗が侵略戦争の象徴、血塗られた忌まわしい旗であるならば、旭日旗と意匠が似通った朝日新聞社の社旗も又、侵略戦争の象徴、血塗られた忌まわしい旗と言う事になる。然し、戦後日本に於いて、一貫して親中・親コリア・反日的報道をする事で、「中国」(支那)・韓国・北鮮三国の所謂「特定アジア」諸国を利してきた「実績」からすると、彼らにとっては不本意な結果と言えるだろう。 |
旭日旗とナチス-ドイツの「逆鉤十字旗(ハーケン-クロイツ)」を同列に扱い、五輪日本チームのコスチュームを断罪する韓国国会議員 「獨島セレモニー」が国際五輪委員会(IOC)で問題になる中、「被告」である韓国はあろう事か、五輪日本チームのコスチュームにあしらわれた「旭日旗風」デザインを槍玉に挙げた。然し、韓国の苦し紛れの反論活動も徒労に終わった。何故なら、IOCのロゲ会長は韓国の主張を一蹴。「旭日旗風」デザインに付いて、疑問を抱く事すら無かったのだから。 |
扨(さて)、話が随分と横道に逸れてしまいましたが、冒頭に掲げたニュース記事に付いて触れたいと思います。これは、日韓両国の政財界で作る日韓協力委員会出席の為、訪韓した麻生太郎・元総理が、10月8日、ソウルは青瓦台(チョンワデ;韓国大統領府)に於いて李明博と会談した事に付いて配信されたものですが、この席上、李明博は8月14日の「天皇訪韓謝罪要求」発言に付いて、
全然、そう言う意味は無い。(天皇陛下に)韓国に来いとか謝れと言った事は無い
と麻生元総理に対し釈明をしたそうです。この釈明に対し、麻生元総理は、
双方の歴史認識が一致するのは難しい。
違う認識を前提にどうやって未来志向にしていくかが重要
と返したそうです。まあ、李明博よりも、麻生元総理の方が一枚も二枚も上の「大人」の対応をした訳ですが、それは扨置き、指摘せねばならない点があります。それは李明博が口にした
全然、そう言う意味は無い。(天皇陛下に)韓国に来いとか謝れと言った事は無い
との釈明が明らかに事実を捻(ね)じ曲げた極めて悪質な言説だったと言う事です。それを確認する意味からも、時計の針を8月14日に戻してみたいと思います。
天皇陛下に対する李明博の暴言 インターネットによる動画配信が可能になった時代ならではだ。李明博は「天皇謝罪要求」発言に付いて、「全然、そういう意味は無い。(天皇陛下に)韓国に来いとか謝れと言った事は無い」と釈明しているが、動画と言う「動かぬ」── いや「動く」証拠がある以上、言い逃れは決して許されない。 |
天皇陛下に見立てた人形を土下座させ蹴る韓国人 「昭和天皇 裕仁」と背中に書かれた人形を土下座させた上で、その人形の背中を思い切り蹴る! 詰まり、李明博が口にした事はこう言う事であり、終戦時、僅か11歳の少年で戦争責任はおろか国政・国事行為への参与すらしていなかった天皇陛下(今上天皇)に対し、この様な仕打ちをしたいと公言した責任は極めて重い。時代が時代であれば、即開戦でも何ら不思議では無い、それ程の重大発言だったのだから。 |
元在日韓国人「月山明博」こと李明博 韓国第17代大統領の李明博(イ=ミョンバク)は、昭和16(1941)年12月19日生まれの70歳。本貫(ほんがん)は慶州李氏だが、大日本帝国大阪府中河内郡加美村(現大阪市平野区加美南3丁目)生まれの元在日韓国人である。密航先の韓国で立身出世を果たし、一国の大統領に迄上り詰めたものの、天皇陛下に比べれば、月と鼈(すさっぽん)程の差がある。 |
(天皇が)韓国を訪問したいのなら、
独立運動で亡くなった方々に対し
心からの謝罪をする必要があると
(日本側に)伝えた・・・(盧泰愚
大統領訪日時に昭和天皇が
表明した)『痛惜の念』等と言う
単語一つを言いに来るのであれば、
(天皇の)訪韓の必要は無い。
日王(天皇陛下の事)は韓国民に
心から土下座したいのなら来い。
重罪人に相応(ふさわ)しく手足を
縛って頭を踏んで地面に
擦(す)り付けて謝らせてやる。
重罪人が土下座もせずに、
言葉だけで謝るだけなら
巫山戯(ふざけ)た話だ。
そんな馬鹿な話は通用しない。
それなら入国は許さないぞ!
如何(いかが)ですか? 日本の大手メディアが報道していた内容とは大きくかけ離れたものだったのでは無いでしょうか? 然(しか)も、Youtubeの動画を見ていると気付く事ですが、李明博は発言の途中で、「ン?」と鼻で笑ったかの様な態度を示しています。これは韓国語を理解出来ない、何を言っているのか全く分からない方ですら気付く事です。これで、「全然、そう言う意味は無い。(天皇陛下に)韓国に来いとか謝れと言った事は無い」とはよくもぬけぬけと言えたものです。怒りを通り越し呆れて物も言えない、とは正にこう言う事を言うのでしょう。然し、私は呆れて物も言えない心境の中、敢えて書き続けます。天皇陛下は『日本国憲法』第1条に於いて「日本国及び日本国民統合の象徴」であると規定されており、諸外国からは日本の皇帝(エンペラー)であり事実上の国家元首として遇されています。国際社会に於いて、一国の最高指導者が他国の最高指導者を名指しで批判、侮辱する事は極めて重大な意味を持ちます。批判、侮辱された側の国は大使を召還し国交を断絶する事もありますし、最悪の場合、戦争状態に突入する事も充分にあり得る事です。それ程、重い発言を軽々(けいけい)に口にした事もさる事乍(なが)ら、事態が大きくなった事に恐れを為し、後から発言自体の火消しに必死になっている李明博の「軽さ」を見るに付け、「生まれながらの帝王」たる天皇陛下との格の違いを再認識させられた思いです。とは言え、我々日本国民も李明博に対する批判、非難の手を決して緩めてはなりません。何故(なぜ)なら、李明博の「天皇訪韓謝罪要求」発言は上御一人(かみごいちにん)、天皇陛下に向けて為されたものでは無いからです。
前述の通り、天皇陛下は『日本国憲法』に於いて「日本国及び日本国民統合の象徴」であると規定されています。そして、「象徴」の主体は国家としての日本国であると同時に、我々日本国民一人一人なのです。詰まり、我々日本国民の統合の象徴である天皇陛下を侮辱する事は、即(すなわ)ち日本国民である我々一人一人を侮辱した事と同義である共言えるのです。喩(たと)え方が難しければ、こう言い換える事も出来ます。幼少時の喧嘩(?)の際、よく用いられた言葉に、この様なものがありました。
お前の母ちゃん、デ・ベ・ソ!
これも一種の侮辱発言ですが、この言葉には二つの意味が込められています。一つは自分の母親がデベソであるとの侮辱。そして、もう一つはそのデベソの母親から生まれてきた自分に対する侮辱。詰まり、「お前の母ちゃん、デ・ベ・ソ!」と言いつつ、実際には自分(「お前」)に向けられた侮辱である訳です。その様に考えると、李明博による「天皇訪韓謝罪要求」発言とは、天皇陛下に対する侮辱であると同時に我々日本国民に対する侮辱でもあった訳で、我々日本国民はもっと李明博の妄言(もうげん)に対し怒りを表しても良いと思うのです。(了)