Reconsideration of the History
212.「中国」の野望を挫け!! 日本は国策としてウイグル・チベット独立を支援せよ!! (2009.7.21)

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2009年7月5日 新疆維吾爾自治区区都ウルムチでのウイグル族蜂起「(ウイグル族に対する)一種のジェノサイド(大量虐殺)だ」── これは、2009(平成21)年7月10日、トルコ共和国のエルドアン首相が発言した「中国」(支那)政府批判の一コマですが、皆さんもご存じの通り、これを筆頭にトルコ政府の他の閣僚からも相次いで「中国」批判が飛び出し、最大都市イスタンブールでは5000人にも及ぶトルコ国民が対「中国」抗議デモを行いました。これに対して「中国」政府は反発。「中国」国内でも漢民族による反トルコが叫ばれた事は記憶に新しい所です。これら一連の出来事は、もう既に皆さんもご存じの通り、7月5日に発生した「中国」新疆維吾爾(しんきょうウイグル)自治区の区都ウルムチに於けるウイグル族による抗議デモ行進及び、それを「中国」が警察力で鎮圧、多くの死傷者を出した事が原因だったのは言う迄もありません。(写真)

新疆で暴動、死者多数=ウイグル族と警官衝突か−中国

7月6日6時0分配信 時事通信

【北京6日時事】中国国営新華社通信は6日、新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで5日午後に暴動が発生し、多数の一般市民と武装警察官1人が死亡、20人以上が負傷したと報じた。警察当局が民衆を追い払い、暴徒を逮捕。暴動は鎮圧されたと伝えている。現地では、多数の車両 や商店が放火され破壊された。

 新華社通信によれば、「ウイグルの母」と呼ばれ、近年ノーベル平和賞候補として名前が挙がっている在米ウイグル人の人権活動家、ラビア・カーディルさん率いる在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」が暴動を主導したという。

 同自治区のヌル・ベクリ主席は6日朝、談話を発表し、暴動の背景には先月広東省の玩具工場で発生した漢族とウイグル族の紛争があると言及。暴動の規模は明らかになっていないが、AFP通信は5日、日本にいるウイグル人活動家の話として、約3000人のウイグル族住民が約1000人の警官と衝突したと報じた。


中国、「暴動の黒幕」と烙印=「ウイグルの母」への批判強める

7月9日7時20分配信 時事通信

【北京9日時事】中国新疆ウイグル自治区ウルムチで起きた大規模な暴動を扇動したとして、中国当局は、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」議長で米国在住のラビア・カーディルさん(62)への批判を強めている。中国におけるウイグル人の人権擁護を訴え、ノーベル平和賞候補として名前が挙がったこともある「ウイグルの母」。中国メディアは「暴力事件を舞台裏で操る黒幕」と烙印(らくいん)を押し、非難キャンペーンを始めた。


<ウイグル問題>トルコ閣僚「中国製品不買を」―近親民族

7月10日18時34分配信 サーチナ

 10日付環球時報によると、5日に新疆ウイグル自治区ウルムチ市で発生したウイグル族による抗議・暴動と当局の対応に絡み、トルコでは閣僚による中国政府に反発する発言が続いた。

エルドアン・トルコ首相 レジェップ・タイープ・エルドアン首相(写真)は9日、英BBCの取材に対して「われわれとウイグル人は兄弟だ。事態の進展に悲しみとあせりを感じている」、「中国政府がただちに、人権問題で国際的な基準に合致する措置をとることを希望する」などと発言した。

 アフメット・ダーヴトオール外相は「新疆で発生した事態に沈黙していることはできない」と述べた。

 メフメト・ザフェル・チャーラヤン商工相は会議で、「中国製品のボイコットで、中国に圧力をかけるべきだ」と発言した。ただし、政府広報官は「大臣個人の考えであり、政府の立場を表明したものではない」と述べた。

 トルコでは貿易や企業団体も中国製品ボイコットを呼びかけるなど、「反中国」の気運が高まっているという。

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◆解説◆

 ウイグル民族は中央アジアに多いトルコ系民族のひとつ。トルコ語とウイグル語は近縁関係にあり、それぞれの言語を使っても意思疎通がある程度は可能という。ただし、トルコ語はローマ字、ウイグル語はアラビア文字を使っている。

 トルコは他のトルコ系民族に強い親近感を持っている。ただし、「自らを、トルコ系民族の“総本家”と考えている」などとする批判的な見方もある。また、国内にはインド・ヨーロッパ系の言語を持つクルド人問題を抱えており、EUなどは「少数民族の人権抑圧」と批判している。(編集担当:如月隼人)


「一種の集団殺害」トルコ首相、ウイグル暴動で批判

7月11日19時28分配信 読売新聞

【カイロ=加藤賢治】トルコのエルドアン首相は10日、多数の死傷者が出た中国新疆ウイグル自治区での暴動について、「一種のジェノサイド(集団殺害)だ」と述べ、中国政府を「事態を傍観している」と批判した。

 トルコの首都アンカラで記者団に語った。

 ウイグル族はトルコ系民族で、トルコ国内では、中国政府への抗議デモが相次いでいる。AFP通信によると、トルコの最大都市イスタンブールでは10日、約5000人がデモに参加した。


<ウイグル問題>トルコ閣僚の「反中発言」に怒り―中国

7月11日11時2分配信 サーチナ

 10日付環球時報によると、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で5日に発生したウイグル族による抗議・暴動に絡み、トルコでは首相をはじめ閣僚による「中国政府がただちに、人権問題で国際的な基準に合致する措置をとることを希望する」、「中国製品をボイコットすべきだ」などの発言が相次いだ。これに対して、中国のポータルサイト環球網が行ったアンケートでは、回答者のほとんどが「内政干渉だ」との怒りを示した。  同アンケートでは10日午後6時45分現在、回答者の96.4%が、トルコ政府が「中国への内政干渉を行っている」との見方を示した。「行っていない」とした回答は1.6%だった。11日午前11時55分になっても、「内政干渉だ」とする人は96.3%で、状況は変わらない。

 「トルコ政府に怒りを感じる」とした人は10日午後6時45分現在で96.4%、11日午前11時55分では96.0%。「感じない」と回答した人は、いずれの時点でも1%以下だった。

 環球網は「中国とトルコの関係は近年来、順調に発展してきた。2003年11月にトルコでテロリストによる連続爆破事件が発生した時にも、中国人民はトルコ人民の側に立ち、中国メディアはトルコを見下す報道を一切行わなかった」と反発した。

 さらに、トルコ国内では連日のように新疆独立を求めるデモが発生しているが、トルコ政府は放置していると主張し、「トルコ政府は一貫して、中国の新疆政策を批判する役を演じている」と非難した。

 トルコでは貿易や企業団体も中国製品ボイコットを呼びかけるなど、「反中国」の気運が高まっているという。

それにしても毎度々々の事ですが、今回も「中国」政府は誠に以(もっ)て面妖(めんよう)な事を主張しています。曰(いわ)く、

亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」議長のラビア=カーディルが
ネット等を通じて新疆維吾爾自治区のウイグル族に暴動を指示した!!


ラビア=カーディル世界ウイグル会議議長
世界ウイグル会議議長 ラビア=カーディル女史

と。・・・「中国」では、Googleに代表される検索サイトがまともに機能せず(政府・共産党にとって都合の悪い情報は検索出来ない)、海外のテレビ局が放送するニュース番組に於いても、都合の悪いシーンは全てカット(「無音」ならぬ「無画面」映像)。斯(か)くの如(ごと)きメディア・情報統制を布(し)いているにも関わらず、一体全体どの様にして在外の「世界ウイグル会議」が現地のウイグル族に暴動を起こす様、指示出来たと言うのでしょうか? それでも、指示したと言うのであるならば、「中国」の情報統制管理には「重大且つ致命的な欠陥」があると言う事になりますが、はてさて如何(いかが)なのでしょう?

(さて)、その新疆維吾爾自治区でのウイグル族の暴動ですが、事の発端はインターネット上に流れた広東(カントン)省韶関(しょうかん,シャオグァン)市の玩具工場に於けるウイグル族男性による漢族(支那人)女性に対する強姦と言うデマでした。これが元で、漢族の男子従業員達がウイグル族の従業員寮を襲撃。鉄パイプ等でウイグル族男性2人が撲殺された事が新疆維吾爾自治区のウイグル族に伝わった事から、ウルムチ市内での抗議デモへと発展した訳です。

玩具工場で漢民族とウイグル族の乱闘=民族差別が背景か―広東省韶関市

6月28日11時8分配信 Record China

2009年6月26日午前2時ごろ(現地時間)、広東省韶関市の玩具工場で漢民族とウイグル人の従業員による乱闘騒ぎが発生、118人が負傷(うち16人が重傷)、2人が死亡した。27日、広州日報が伝えた。

26日、韶関市共産党委員会は同事件に関する記者会見を開いた。舞台となった工場は外資系の大型工場で、従業員は1万人以上いたという。救急車が延べ48台も出動し負傷者を搬送する騒ぎとなった。

乱闘の原因についてはなお詳細は不明だが、「今年5月にウイグル人従業員約600人が採用されて以来、漢民族の女性従業員に対する暴行事件が相次いでいた」「漢民族の女性従業員がウイグル族の寮に入ったところ暴行を受けそうになった」などの噂が伝えられており、ウイグル族への差別が高まっていたことがうかがえる。

120人が病院で治療を受けたが、新疆出身者が81人、広東出身者が39人となっている。死亡した2人はいずれもウイグル人だった。汪洋(ワン・ヤン)省委員書記は26日午後に韶関市の病院を訪問、ウイグル族の負傷者を見舞った。汪書記は「現在、香港企業を中心とした東部地区の企業は積極的に西部地区の少数民族を従業員として受け入れようとしている。こうした事件でこの動きが停滞し民族の団結に影響するようなことがあってはならない」と訓示した。(翻訳・編集/KT)


韶关:造谣“6个新疆男孩强奸2个无辜少女”者被刑拘

2009年06月28日 21:38韶关市政府网站 鳳凰網

今天(28日),韶关市公安机关查获在网上涉嫌发布虚假造谣信息的嫌疑人朱XX,并对其依法实行刑事拘留。

6月16日,韶关家园网“市民心声”栏目有网民发了题为《旭日真垃圾》的帖子称:在韶关旭日玩具厂里 “6个新疆的男孩强奸了2个无辜少女”。此帖文被转载到了许多网站,造成恶劣的社会影响。

连日来,公安机关开展了缜密侦查,没有发现旭日玩具厂曾发生女员工被强奸案件。5月份以来,旭日玩具厂所在地韶关市武江区也没有发生过强奸案件。

今日,警方查获在“市民心声”栏目的发帖者朱XX。朱XX对其在网上发布《旭日真垃圾》虚假信息的事实供认不讳,称其原为旭日玩具厂员工,辞职后再次应聘被该厂拒收,心怀不满发布了该帖文。

(しか)も、事件後、この工場を取材したテレビのインタビュー映像で、取材を受けた漢族女性はテレビに向かって、この様な事を口にしていました。曰く、

ウイグル族は野蛮。言葉は違うし、野蛮な顔をしているから・・・

ウイグル族の家族
新疆維吾爾自治区に住むウイグル族の家族。日本国内での様々な犯罪や、理不尽な「反日」行動を目(ま)の当たりにする日本人の一人としては、ウイグル族の事を「野蛮」だと言っている漢族(支那人)の方が、余程(よほど)、野蛮に見えるのだが、果たしてその様に感じるのは私独りだけなのだろうか?
「中国」政府・共産党の建前では、漢族もウイグル族も共に「中華民族」であるとしています。然し、漢族は漢語(支那語)を、ウイグル族はウイグル語(テュルク系言語)を、夫々(それぞれ)話し、文字も漢字、ウイグル文字の違いがあります。それでも、同じ「中華民族」だと強弁している訳ですが、実際には言葉も習慣も、そして信仰する宗教(主に漢族は道教徒、ウイグル族はイスラム教徒)すらも異なる別々の民族として認識しており、漢族がウイグル族を差別しているのが現実です。広東省の漢族にしてみれば、わざわざ、新疆維吾爾自治区から「異民族」であるウイグル族が出稼ぎに来る事に対する不満があるのでしょうが、元はと言えば、「東トルキスタン」(ウイグル語:Sharqiy Türkistan,漢語:東突厥斯坦)と呼ばれていた新疆維吾爾自治区に漢族が大量入植し、現地のウイグル族の生活を脅かした事が原因だった訳で、種を蒔(ま)いたのは漢族=支那人にあると言えます。そして、今回の一件に対して、何故(なぜ)、トルコが「中国」批判を公然と口にしたのか? それも歴史を繙(ひもと)けば合点(がてん)のいく話なのです。そして、歴史のおさらいになりますが、抑(そもそ)も何故、現在、「中国」が「新疆維吾爾自治区」と称している地を、ウイグル族が「東トルキスタン」と称しているのか? 其処(そこ)にこそ問題の鍵があるのです。

「トルキスタン」とは「トルコ人の土地」を意味します。「トルコ」と言うと、我々日本人はアジアとヨーロッパの架け橋、地中海に面した中東はアナトリア半島(小アジア)の「トルコ」(トルコ共和国)を連想しますが、其処に住まうトルコ民族が昔からずうっと其処に住んでいた訳ではありません。彼らの祖先は実は北東アジア ── モンゴル平原やシベリアで遊牧生活をしていました。古くは「丁零(ていれい)(紀元前3世紀〜紀元4世紀)や「勅勒(ちょくろく)(4世紀〜5世紀)の名で支那の史書にも登場し、552年には阿史那土門(アシナ=トゥメン)が「伊利可汗(イリグ-カガン)」を称してモンゴル族の柔然帝国から独立。「鉄勒(てつろく)(6世紀〜8世紀)諸部族を従え、柔然に取って代わって北アジアに大帝国「突厥(とっけつ)」を建国しました。(因(ちな)みに現在のトルコでは、突厥の建国を以て自国の建国としている) この支那史書に登場する「丁零」・「勅勒」・「突厥」・「鉄勒」の名は、日本語では全て読み方が異なりますが、原語では全て同じものを指します。それは「トルコ」の語源となった「テュルク(Türk)」です。(現在の「トルコ共和国」は正式呼称を「テュルキエ-ジュムフリイェティ(Türkiye Cumhuriyeti)」と言う) 突厥帝国は成立当初から東西夫々に可汗(カガン;ハーン)を戴(いただ)く連合国家でしたが、唐の離反・懐柔策等により勢力を失い、744年、同じテュルク系のウイグル族が独立。ウイグル族を中核とする九つの主力部族による連合国家「九姓鉄勒(トクズ-オグズ,タガズガズ)、通称「ウイグル帝国」が成立しました。そして、北アジア全域を支配したウイグル帝国が、同じくテュルク系のクルグズ(キルギス)の攻撃によって滅亡。その後、現在、新疆維吾爾自治区がある東トルキスタンに、甘沙州ウイグル・西州ウイグル・カラ-ハン朝と言った中世ウイグル諸国が大モンゴル帝国の登場迄、存続。大モンゴル帝国時代も、満州族の代も、ウイグル族は彼(か)の地で遊牧生活を営み続けたのです。

大モンゴル帝国成立以前のテュルク系民族国家の変遷
テュルク系民族国家の変遷
ウイグル族は大モンゴル帝国による統合以降も、東トルキスタンで以前と変わらぬ遊牧生活を営んだ。

ころで、「東トルキスタン」と言う以上、対(つい)となる「西トルキスタン」はあるのか?と言う疑問が湧くのも当然の事です。実は「西トルキスタン」には現在、旧ソ連邦を構成し、現在は独立国家共同体(CIS)に参加している中央アジア5ヶ国 ── カザクスタン(カザフスタン)、クルグズ(キルギス)、タジキスタン、トルクメニスタン、オズベキスタン(ウズベキスタン)があります。この内、タジキスタンを除く4ヶ国は、トルコ人やウイグル族と同じテュルク系民族が主体の国家です。(タジキスタンのタジク人はペルシア系民族だが、一部はテュルク系言語を用いている) 又、カザクスタン・トルクメニスタンとはカスピ海を挟んで対岸に位置するアゼルバイジャンもテュルク系民族国家です。詰まり、現在でも、東トルキスタン(新疆維吾爾自治区)からトルコに至る地域は、正に「トルコ(テュルク)人の土地」 ── 「トルキスタン」と呼ぶに相応(ふさわ)しい訳です。そして、テュルク系のウイグル族が「中国」によって弾圧されている、その事に対して同じくテュルク系のトルコ人が「中国」を批判する、これは至極当然と言えば当然の事共言えるのです。

「中国」が想定している2050年の極東地図 (さて)、この辺りで話題を「トルキスタン」から変えてみたいと思います。皆さんは右の地図を目にした事がおありでしょうか? 殆(ほとん)どの方が「何じゃ、こりゃ?」と首を傾(かし)げた事と思います。朝鮮半島にある筈の北鮮・韓国の名が無く、「統一」されてい乍(なが)ら、其処に記された名は「朝鮮省」。一方、日本列島はと言えば、甲信越・富山・静岡と愛知・岐阜・石川を境にして東西に分断。東に「日本自治区」、西には「東海省」の名が記されています。では、この怪しい地図は一体何なのか?と言う事になりますが、実は、これは「中国」外交部(外務省に相当)から流出した『2050年の国家戦略』と題された地図だそうです。まあ、事の真偽は判然としませんが、「中国」が『日本解放第二期工作要綱』等と言う、対日侵略併合マニュアルを作成していた(とされる)事を考えれば、一笑に付す事等到底出来ません。なにしろ、この21世紀の世にあって、毎年2桁の伸びを記録する軍事予算を投じて軍備を増強し、台湾の「武力解放」(軍事侵略及び併合)を本気で考えている様な国ですから、台湾解放後の矛先を日本の「解放」に定めているであろう事は想像に難(かた)くありません。

日本艦隊が中国艦5隻を追跡、太平洋に出没し沖ノ鳥島に接近―中国メディア

7月9日11時18分配信 Record China

 2009年7月2日、日本の安保、防衛問題専門紙・朝雲新聞は、中国艦艇5隻が第2列島線(小笠原諸島―サイパン)付近に進出、訓練を行っていると報じた。8日、環球時報は「日本艦隊が第2列島線付近で我が精鋭艦隊を追跡」とのタイトルで伝えた。

 5隻の内訳はルージョウ級(2007年就役の石家庄号と見られる)、ジャンウェイ2級フリゲート艦2隻、フーチン級補給艦、艦級不明の艦で編成されている。中国艦隊は6月19日、東シナ海から太平洋に出た後、第2列島線(中国の対米防衛ライン、伊豆、小笠原諸島―グアム、サイパン島―パプアニューギニアを結んだもの)付近に展開。訓練を実施している。一時は沖ノ鳥島北東約260キロに接近したことも確認されている。

 朝雲新聞の報道から6日も経過した時点で、環球時報が本ニュースを掲載した背景には、与那国島への陸上自衛隊配備問題が中国で注目を集めていることがあると見られる。(翻訳・編集/KT)

ならば、日本も「中国」に対処する為の「国策」としての戦略を策定す可(べ)きものと言えます。とは言っても、政府も外務省も、ましてや、防衛省も、嘗(かつ)ての『帝國國策要綱』の如き計画を策定している共思えませんので、以下、私独自の試案(叩き台)を披瀝(ひれき)したいと思います。

「中国」称する所の「新疆維吾爾自治区」(ウイグル族称する所の「東トルキスタン」)からトルコに至る地域を「トルコ人の土地」 ── 「トルキスタン」と呼ぶと先述しましたが、私は、「トルキスタン」と言う呼称とは別に、この地域を「テュルク回廊」と呼んでいます。そして、このテュルク回廊からは豊富な天然資源が産出します。例えば、カザクスタンからは原油・石炭・鉄・銅・銀・亜鉛・ウラン・ボーキサイト・マンガン、クルグズからは金・水銀・アンチモン、トルクメニスタンからは天然瓦斯(ガス)・原油、オズベキスタンからは天然瓦斯・亜炭・原油・ウラン・金・銀・銅・燐(リン)、そして、タジキスタンからはアンチモン・金・銀・水銀・鉛と言った具合にです。これらの天然資源は、「資源小国」と言われる日本にとって非常に魅力的です。加えて、テュルク回廊諸国と日本の関係も決して悪くはありません。(寧ろ、友好的と言った方が良い) 然し、テュルク回廊諸国から日本に資源を輸送する際にネックとなる問題があります。それは、テュルク回廊諸国と日本の間に立ちはだかる「中国」の存在です。然も、この「中国」が親日国ならば何ら問題ありませんが、反日傾向的国家 ── はっきりと言えば、

日本にとっての敵国

であるから始末に負えません。ならば、どうすれば良いのか? 「中国」が『日本解放第二期工作要綱』等と言う代物を策定し、「国策」として人民に反日教育を施してきた事を考えれば、日本が「中国」に対して何ら躊躇する必要等ありません。即(すなわ)ち、日本も日本で、

反日国家「中国」を解体する!!

その様な国策を策定すれば良いのです。

「中国」を構成しているウイグル・大チベット(西蔵自治区・青海省及び四川・甘粛・雲南各省のチベット族地域)・南モンゴル(内蒙古自治区)、そして、満洲(遼寧・吉林・黒竜江三省)に対する正当な領有権が実は「中国」には何ら無い事は、私も幾度と無く「歴史再考」の小論で論じてきた事ですから、改めて説明しませんが、これは裏を返せば、これらの地域には「中国」から分離独立する大義名分があると言う事であり、彼らの独立運動を支援する事にも大義名分があると言う事でもある訳です。ならば使い古された諺(ことわざ)

敵の敵は味方

近未来のあるべきアジアの姿
中華人民共和国・ロシア連邦解体後のアジア地図
  1. 大モンゴルは、「汎モンゴル主義」に基づく、モンゴル国、「中国」領内蒙古自治区(南モンゴル)及び、ロシア領のブリヤート共和国・イルクーツク州ウスチオルダ-ブリヤート自治管区・ザバイカリエ地方アガ-ブリヤート自治管区(北モンゴル)の統合を前提としている。
  2. 大チベットは、西蔵自治区・青海省及び、四川・甘粛・雲南各省のチベット族地域の統合を前提としている。
宜しく、これらの地域と日本は「中国」を敵とする一点で利害は一致する事になります。ましてや、日本が「中国」に対して行ってきた有償・無償の援助資金が回り回って、これら地域の住民を抑圧する為に使われてきたかも知れない事を考えれば、日本は寧(むし)ろ、積極的に独立運動を支援す可(べ)き共言えます。然も、若(も)しも、これらの地域が全て「中国の軛(くびき)」から脱する事が出来たとすれば、日本にとっての敵国である「中国」の国力を大幅に削(そ)ぐ事が出来ますし(台湾や日本の「解放」等と言ってはいられなくなるだろう)、渤海(ぼっかい)に面する大連港を玄関として、満洲・南モンゴルを統合した大モンゴル・東トルキスタン・テュルク回廊諸国、そして、大チベットが全て一つに繋(つな)がる事にもなります。これは取りも直さず、日本からトルコに至るユーラシア大陸を縦断する親日国家のラインが出現する事を意味し、天然資源の供給源確保以上の国益を日本に齎(もたら)す事にもなります。(勿論、これら諸国にとっても、日本との関係強化が国益に寄与するであろう事は論を俟(ま)たない) 更に進めて、所謂「北方領土」を巡って対立するロシア連邦に付いても、極東連邦管区・シベリア連邦管区(場合によっては、ウラル連邦管区を含むウラル山脈以東)の分離独立と国交樹立と言う遠大な目標を立て、将来的には、沿海州のウラジヴォストクやナホトカと言った港を玄関口とし、そこからシベリア鉄道とその支線を通じてテュルク回廊諸国との輸送ルートを確保する事も考慮す可きでしょう。

(いず)れにしても、米国は元より、「中国」は「中国」の、ロシアはロシアの、夫々国益に利する政策 ── 国策を追求しているのが現実なのですから、日本も日本として国益に利する政策、然も、日本が利するだけで無く、「中国」によって占領抑圧されている地域をも利する、ウイグル・チベット・南モンゴル、そして、満洲の分離独立を積極的に支援して行く可きものと言えます。(了)

   余談(つれづれ)

東トルキスタン国旗
東トルキスタン国旗 「キョック-バイラック」
(Kök Bayraq, 青い旗)
青地に白抜きの三日月と星があしらわれた東トルキスタンの国旗。「中国」新疆維爾吾自治区に住むウイグル族が、一日も早く、この旗を誰憚(はばか)る事無く高らかに掲げる事が出来る日が訪れる事を、独立を支援する日本人の一人として切に願っている。
本国内に居(い)ると、新疆維吾爾自治区で実際に起きた事や、ウイグル族が置かれている現実が、「中国」国営放送局の新華社や、日本で唯一の公共放送局であり乍(なが)ら「親中」報道ばかり繰り返すNHK(日本放送協会)の「偏向報道フィルター」を通してしか得られず、正しい情報が中々、我々の所に迄届きません。それを補完するのに役立つのが、インターネットを通じて全世界に発信されているウイグルの情報です。以下は、日本語で読めるウェブサイトばかりですので、この機会に是非訪れてみて下さい。


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