Navigator of the Historical term
シオン賢者の議定書 the Protocols of Elders of Zion

本文へ戻る


ダヤ人長老会が世界支配を企図して開催した戦略会議において、議決されたものをまとめたと称される書。『シオン賢者の議定書』や『シオン長老会の議定書』等と訳されている。小説の一部から派生した「偽書」であるとも、正真正銘の「本物」であるとも言われているが、どちらにせよ、巷間のいわゆる「ユダヤ脅威論」に少なからぬ影響を及ぼした事だけは確かであり、現在も「フリーメーソンによる世界統一政府」等の陰謀論に時折、顔を覗かせている。

『シオン賢者の議定書』の本文については、様々な抄訳が出版されており、邦訳としては、『ユダヤ人とクレムリン ── 二つの議定書』(永淵一郎 著/新人物往来社 1987)に全訳が掲載されている。又、『シオン賢者の議定書』(内田樹 訳/KKダイナミックセラーズ 1986)では、基本文献であるノーマン・コーンの『大量虐殺の正当な理由』(原題:Norman Rufus Colin Cohn Warrant for Genocide.1967,Eyre & Spottiswood,USA)を日本語で読む事が出来る。


本文へ戻る