Navigator of the Historical term
明徳和約 (1392)

本文へ戻る


392(北朝明徳3・南朝元中9)年に、南北両朝間に締結された和議に関する締約。その骨子は、

  1. 南北朝合一後の天皇は、「北朝」の後小松天皇とする。
  2. 後小松天皇の次の天皇は、旧「南朝」より輩出する。具体的には、旧「南朝」の後亀山上皇の皇子・小倉宮実仁親王が皇位を継ぐ。
  3. それ以降の皇位継承については、「両統迭立」とする。具体的には、旧「北朝」系・旧「南朝」系より、交互に天皇を輩出する。

と言ったものであった。しかし、足利義満等により、和約は悉く反古にされ、これが元で、後亀山上皇・小倉宮実仁親王は再び吉野へ潜行し、「後南朝」を樹立する事になった。


本文へ戻る