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日独伊防共協定 (1937)

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和12(1937)年11月、コミンテルン及び共産主義の総本山・ソヴィエト連邦に対抗する目的で、大日本帝国・ドイツ第三帝国(独)・イタリア王国(伊)の枢軸三国が、ローマにおいて締結した協定。具体的には、コミンテルンに関する情報の相互交換と対抗措置を定め、付属議定書には三国の官憲の協力を、秘密議定書にはソ連を仮想敵国とし、それに対抗する為の措置が定められていた。その前身は、昭和11(1936)年11月に締結された「日独防共協定」で、翌年、伊が参加し、「日独伊防共協定」に発展。更に、昭和14(1939)年には、ハンガリー・スペイン(フランコ総統政権)・満州国も参加し、昭和15(1940)年9月の「日独伊三国同盟」へと発展し、いわゆる「枢軸国」を形成した。


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