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コーデル・ハル Cordell Hull 1871-1955

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コーデル・ハル メリカの政治家。アメリカ合衆国国務長官(在職 1933-1944)。弁護士・テネシー州議会議員・裁判官を経て、1907年、連邦下院議員に初当選。1931年には連邦上院議員に当選し、1933年から、F.ローズヴェルト大統領の下で、11年間にわたって国務長官を務めた。この間、同大統領の意を体し対日交渉において、有名な『ハル・ノート』を日本政府に突き付け、日本政府をして「対米開戦止むなし」と言う方向へと誘導した。戦時中の1943年には、「国際連合」(The United Nations:「連合国」と邦訳するのが正しい)の設立宣言をしたモスクワ三国外相会議に出席し、その実現に尽力、「国連の父」と呼ばれた。1945年、「ノーベル平和賞」を受賞した。しかし、『ハル・ノート』に見られる彼の行動を見ると、「ノーベル平和賞」に値するとは、到底言えない。


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