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胡季犛 Hô Qui-ly 1336-1407

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トナム・胡(ホー)朝大虞(ダイグ)国(1400-1407)の創始者(在位 1400)。本姓は黎(レ Le)、通称は胡上皇。1400年、陳(チャン)朝(1225-1400)の衰微につけ込んで少帝を廃して帝位を簒奪、即位後一年を経ずして子の漢蒼(ハントン)に譲位し、自らは「太上皇」と称して実権を掌握した。しかし、彼自らが滅ぼした陳朝の新帝として明(支那)が送ってきた陳天平を討伐した為、これを怒った明の永楽帝が大軍を派兵しベトナムに侵攻。胡父子は明軍に捕らえられ南京において斬首、胡朝は僅か7年で滅亡した。その後、ベトナムは、1428年、黎利(レ=ロイ)が即位して後黎(レ)朝が成立する迄、明が設置した交趾布政司の下で、明の支配を受ける事となった。

胡朝 大虞皇帝(胡氏)
代数 在位期間 王名
第1代 1400 胡季犛
第2代 1400-1407 胡漢蒼


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