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アルタン・ハン (俺答汗) 1507-1582

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古・韃靼(タタール Tatar)は土黙特(トゥメット Tumet)部の王(在位 1542-1581)。別名は格堅汗(ゲゲン=ハン Gegen Khan)。祖父は韃靼中興の祖・達延汗(ダヤン=ハン)。本来、一部族の「王」でしかない彼が「皇帝」を意味する「汗」の称号を許されたのは、ひとえに彼の実力が皇帝に匹敵する程であった為の特例。1540年代から度々、南の中国・明に侵攻し、首都北京に迫る勢いであった。1570年、「順義王」の称号と歳幣(金品)を以て、明と講和した。その後、西北蒙古の瓦剌(オイラート Oirat)部・青海・チベットに遠征。ラマ教に改宗後はこれを蒙古に広めた。


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